機会損失とは何か?
機会損失とは-タイミングを逃す
ことで、利益を得ることができなく
なることです。
つまり、機会損失を防ぐには、
タイミングを逃さずに利益を得る
行動をすれば良いわけですが・・・
これが、難しいわけです。
前回の記事で、アメリカの代表的な
指数であるダウ工業平均がバブルの
様相を呈し始めている、と書いた
のですが、それでもアメリカ株の
インデックスであるS&P500を買い
続けていると書きました。
自身で、高値をつけていると
予想するなら、買うことは控えて
下がった時に買い増すべきです
よね?
だけど、僕はS&P500を買い
続けている・・・
高いとわかっているのに、
なぜ買い増し続けるのか?
それは、まだ上がり続ける可能性
があるからです。
2017年5月時点で今までにない
くらいの高値圏にとどまるS&P
500の株価ですが、まだ上がる
余地がある。
感覚としては、
高値圏にあると思うけど、もっと
上がる可能性があるから、今買わ
ないのはもったいない、だけど、
たくさん買っちゃうと、高値で
つかむことになるからイヤだな。
・・・こんな感じですね。
もちろん、暴落に直面しても
困らないようにリスクは抑えて、
つまり、通常より積立額を少なく
しています。
値上がりする可能性がある
わけですから、 リスクをコント
ロールできたのなら、短期的に
見れば損するかもしれないけれ
ども、最終的には現在の価格
より高い値段になってくれると
予想してるので積立をやめな
い、というスタンスになるわけ
です。
投資は、信用取引などをしない
限り、ロスカットなど、強制決済
されて勝手に退場させられたり
しないので、上がる可能性が高い
銘柄だったら、利益がでるまで
いつまでも持っていれば良いの
です。
明日の株価は上がりますか?下がりますか?
正直、これから先の株の値動き
を100%の精度で的中できる人など
1人もいません。
もちろん、予想は立てられます
よ。
前回の記事でも書きましたが、
PERやPBR、その他の指標、情報誌
やレポートを読み込むことで、
値ごろ感がなんとなく自分の中
で出来上がると思います。
すると、「今」買いなんじゃ
ないのか?とか「今が売り時だよ
な?」みたいな感情が湧き上がっ
てきます。
割安株なのか?割高株なのか?
予想することは大切なのですが、
利益や儲けが絡むと感情に支配
されて、冷静な判断が難しく
なってしまうんです。
しかし、自分の思い通りに
市場は動かない場合がほどんど
で、むしろ、買った銘柄がすぐに
値下がりしたり、逆に売ったら
上がったりと、もうすこし我慢
すれば、利益をもっと確保でき
たのに・・・と思うことも多いん
です。
何より、自分が思い描く予想
は自分にとって都合の良い場合
が多い。
予想が当たらないのなら、
当たらなくても良い方法を取れ
ば良いわけで、上がるのか、
下がるのかの問題から距離を
取ることができる方法が、
「バイ・アンド・ホールド」戦略
でした。
つまり、超長期的な視点で積立
を行い、目先の株価の上がり下が
りを無視し、将来的に世界経済が
成長することを見越して資産の
成長を狙えば良いわけです。
機会損失は日常の中にもある
タイミングを逃したせいで、
やってたら利益が出たのに、
利益を得ることができない。
これは投資の世界だけに
限ったことではなくて、人生
においても、結構、出くわす
ものです。
たとえば、僕はサッカーが
好きで、Jリーグや海外のサッカー
の勝敗を予想したりします。
たま~に予想した試合がたくさん
当たる時があるんですね。
こういう時思うんです。
「あぁ・・・toto買っときゃ良かった」
って笑
(数十万~数百万円当たったのに
って思うんです。)
でも、外す時の方が圧倒的に
多いので、いちいちtoto買って
たら、破滅するギャンブラーに
なってしまいますね。
だから、買わないわけで笑
ざっくり言ってしまうと、
「あの時やってたら・・・」
みたいな思考が出て損した感じ
がしたら、それは機会損失です。
ですが、そこにはやらなかった
理由、もしくは、やれなかった
理由があるはずで、それを踏まえ
て判断できるようになれば後悔も
少なくなると思います。
機会損失をなくすには、一度は
その分野で機会損失をしてみる
しかなくて、事前にいろんな情報
を仕入れても、やってみて直面
する問題があります。
知識を得たり、行動していくと
今まで気づいてなかったけど、
実は「機会損失」してた、みたい
なことにも多く出会うようになり
ます。
そうなれば、チャンスを生か
せるように対策を練ることが可能
になりますよね!
うまく機会損失をマネジメント
できるようになると人生の質が
格段に上がります。
投資以外にも役に立つ、すごく
重要な概念なので、「機会損失」
については、ぜひ真剣に向き合っ
てみてください。
今日はこの辺で。
ではでは!!